2013年2月8日金曜日

したくないことをする人、したいことをしない人



世の中にはしたくないことをする人、したいことをしない人がたくさんいます。なぜ、そうなのかといえば他人がどう思うか、どう言うかがこわいからです。

自分の願望や必要や欲求よりも、他人の意見がどうしてそれほど重要なのか不思議です。なにより世論というのは往々にして不正確です。

「世論に従って俗世に生きていくのは易しい。また自分の意見に従って、孤独のうちに生きていくのもやさしい。だが、悟りを開いた人間とは群集の真っ只中にありながら、独立自尊の中に生き 自立の醍醐味を心ゆくまで味わうことのできる人間だ。」 と言ったのはアメリカの思想家ラルフ・ワルド・エマーソンです。同じ意味のことを言った哲学者、思想家は沢山います。

この言葉が教示するように、自分が自分の考えや望みの中に自由に生きるのなら、同じ自由を他人にも与えなければなりません。他人が自分の意見に合わないふるまいをしても、それを受け入れることも大切なのです。つまり自分を尊重するように他人も尊重するということです。

裏返せば尊重されないことが怖いとしたら、自分が自分を尊重しない方がもっと怖いことだと気がつきます。人生から光を奪うようなことはしないでいましょう。



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