2012年9月11日火曜日

結婚した女性の自尊心

 

 女性に家庭内で「ワイシャツをクリーニングに出しといてくれよ」「明日の弁当は」みたいな会話しかないといくらできた女性でも、女として扱われたい気持ちが顕在化してきます。

それを言葉にするか、意識を知っただけで我慢するかは女性次第です。いくらなんでもこれでは自分が過小評価されていると感じても無理はない。

 特に独身時代に頑張ってキャリアを築いていたなら、尚更で、自分にふさわしい場でないと思っても無理がありません。 

そうするとパートナーの気持ちを自分に向かわせようと努力します。それが愚痴であるなら男性にとって幸運。 エスカレートすると男と女のロマンスを求めて浮気に走ることもあります。結婚している女性と関係を持つことは男性にとって、リスクですが、リスクがあっても自分を求めるロマンスに燃え上がるのは自尊心の問題です。 

自尊心をくすぐられると男でも女でも子どもでもうれしいでしょう。
「ワイシャツ をクリーニングに出しといてくれよ」「明日の弁当は」みたいな会話には自尊心のかけらも感じられないわけですから、浮気によって人間扱いされるような気になってもおかしくないのです。

 本来、女性は結婚にビジョンがあり、 愛する男性のナンバーワンの存在となって、自身も忠誠を誓い、子どもを育てながら家庭を切りもりすることを理想としているもの。その実現のために自分を犠牲にすることも厭わないのです。

そこに女性の自尊心が潜んでいます。 しかし、その自尊心を切り刻むような無神経なことに終始すると、挫折したっておかしくないのです。

元々ほとんどの女性は 夫以外の男に触れられたり、ベッドをともにすることなど考えていないし、イメージすらないのが一般的です。

結婚するなら、女性のイメージを覆すようなしないパートナーであるように心がけましょう。夢のある会話のシェアを増やして便利屋さんにしないようにしてあげてください。



2012年9月10日月曜日

人間の職場



傾聴の重要さは、よく知られたことです。沢山の従業員を抱える世界有数の 人気カフェチェーンでも、何度となく話題になり、書物などでは伝授するとして説明してくれています。

しかし、まさしく間違いはそこで起こったのです。聞き上手であること、コミュニケーション技術については知っているけど、知っていることと実行することは違います。知っていても心を砕かないとできないのです。

コミュニケーションでしばしば問題になるのは、隠れた意味があるということです。隠さなければならないことは、不安と恐怖に混じって、何ごともないように平然とした表情の下にもぐりこんでしまう。

それを読み取るスキルは全体の状況判断です。状況を大局的に見ると必ずつじつまの合わないことがあります。それに気づくのは人への関心、幸福に働き、幸福に過ごしているかへの関心です。企業は人なりと言いますが、資産ではないのです。人はあくまで人で、人は完璧ではないのです。完璧でないから、しっかり見ていないと分からない。

案の定、危惧したように、表面的なマネジメントしかできていないマネジャーには、状況は見えていなかったのです。こういうマネジャーに対して部下は従順にしていても、内心ではバカにしているものです。

部下の方が一枚上手で、しっかり者の部下からやめていき、鈍い部下だけが残って行く。間違いは起こるべきして起こったのです。
マネジャーを信頼できないアルバイトの女子大生は不安と恐怖から嘘をつき、事態を全く事実と違うものにしてしまったのです。そこで読み取る力があれば嘘を見抜けますが、見抜けぬまま、顧客を失ったのです。

不安と恐怖を取り払い安心を与えてやれば、事態は全く違うことになり、誰も傷つかないものを不用意に数人に一生の心の傷を負わせたのです。不安と恐怖は特別なことではなく、安心を与えてやれないマネジャーのもとでは毎日あります。

そこではイエスマンになり、事態が悪くなっって始めて控え目に本音を言います。しかし、事態が悪くなってから改善するのjは、事態が悪くなる前に改善するより、費用も時間もエネルギーも、沢山かかります。不安と恐怖で人の上に立つマネジャーのもとで好ましい成果はあがりません。

日頃から自分が話すのではなく、聴くことに徹していれば、簡単なことさえ質問できずに仕事をしている従業員に当たります。もし聴かなければ知らないまま仕事を続けていたことが分かります。つまり安心して話せるリーダーでないためにチャンスを奪い取っているのです。生産性を計算するとき、数値で表現しますが、目の前に立っているのは人間なのです。

ささやかな幸福を求める人間たちの職場だということを忘れられた職場では、刃向かうより従順を選び深いコミュニケーションをとることを避けます。理由は簡単、嫌いだからです。自分が不快になる時間は少しでも減らしたいと思うのも人間だからです。





2012年9月1日土曜日

プロセスが楽しい



かっては石の上にも3年と教えられたものですが、いまは入社しても3年しか持たないといいます。その原因に結果を急ぎすぎているため、いまを楽しめないことがあるように思います。 

仕事というものは、楽しむことで、おのずから次の段階が見つかってくるようになっているものですが、結果を急ぎすぎると、不満ばかりが目につくようになってきます。

毎月、数値目標が課せられたサラリーマンでは仕事を楽しむ無理な気がするものですが、そんなことはありません。 利益を出さないと会社は潰れてしまうわけですから、 数値目標なんてエンドレスなのでやってもやってもキリがない。自然に毎日同じで、単調なように思えて来ます。精神的にも持ちません。プロスポーツならオフシーズンがありますが、ビジネスの世界にはありません。それでプロスポーツのマインドを取り込もうというのは土台無理です。

何ごとも、本当の楽しみは結果ではなく、プロセスにあります。だから仕事が面白くないとは言わずに、楽しむようにする。楽しくなければ続かないのは、ナニをやっても同じだと思います。なにごともガンガン努力したからといってすぐに結果がでるわけではありません。そういう風に取り組むとすぐに心が折れてしまいます。

努力だけでなんとかなるもんではありませんよね。成果が出ないといやになるのは当たり前です。寄り道、回り道を楽しむ余裕というのは、プロセスを楽しもうという気持がなければ湧いてきません。「どのようにすればこれはうまくできるのか」というのは子ども時代からずっとあるものだと思います。大人になってもその延長だと思います。

たとえばお店でやってるスタンプカードをまねて、お茶を運んできてくれるたびにお礼とともにスタンプをつく。いっぱいになったらお菓子のプレゼント。なんでもないことですが、気分が違う。気分が違えば仕事の効率もまるで違ってきます。こんな風に自分が楽しめば周りも楽しめる。ネットワークの発端は楽しむことにあるんでしょうね。